Hypertextの表記方針

概要

超文本 (hypertext) における文章の表記をまとめておく。

基本的な方針は次の通り。

文書の構成要素

見出しについて

HTML に於ける見出しは、複數の段落をまとめる無難な方法である。DIV 要素で囲む方法は CSS に依存するし、SECTION 要素で囲む方法は美々蝶々にとつて過剰だと感じる。

まづ内容を大きく分類してから細分化すると良い。論理的なまとまりに分けて見出しを置き、それぞれが讀み易い分量の塊になるとよい。

見出しの階層をわかりやすくするため、階層ごとに異なる命名規則を設けると良いかもしれない。例へば、H2 の見出しは極端に短くまとめ、H3 の見出しは送り仮名や動詞を使ひ、長くするなどである。

多くの視覚系 UA では、見出しをその階層ごとに別の style で表示するが、その振舞に依存したくない。

曾て執筆した「ウェブサイトの設計方針」では、見出しに番號をつける様にしてゐた (1. 概要、など)。しかし、見出しに番號があると見出しの順番が變化した際に番號を振りなおす必要があり、保守性が下がる。これから書く文書では見出しに番號をつけず、過去の文書も機會があれば修正していく。

段落について

思考の塊の一つを、段落として表現する。

段落には、一つの明確な主題・目的を持たせるのが良いと考へてゐる。主題や目的が切替るならば、新たな段落に分ける樣にする。

段落の文章が込み入る時や、一行だけの段落が續く時は list (列擧) を使ひたい。

和文には形式段落と意味段落との二種類の段落があるが、HTML にはその區別がないため、形式段落しか表現できないといへる。意味の区切りが重要であれば、それは見出しで分けたい。

段落を全角39字以内に収められる時は、文字を削つてそれに収める樣にする。50字以上の段落は無理に削らない。これは小さな畫面に合せた慣習だが、大きな畫面で見た時にも視覚的にわかりやすくなると感じた。

List について

所謂「箇条書き」「名前・説明の組合せ」は HTML では「list (列擧)」と呼ばれる。

HTML には列擧のために次の要素を使用できる。

これらの要素は、入れ子にできるし、殆ど全ての構造を表現できる。濫用したくなる魅力を持つてゐるが、段落にするべきところでは段落を使用したい。

この文書の「細部の表記」の節の樣な箇所は列挙の使ひどころだ。同じことを段落で表現するには多くの文字が必要だらう。

順序のある列挙の項目を指して、「『1.』については、」の樣に言及したくなるが、番號の振り方は stylesheet に依存するため、「『何々』については、」と、具體名で呼ぶと良い。

段落と同樣に、列擧された項目も、可能な限り一行に収めたい。ただし、行頭に全角二文字ほど餘白が空くことを前提に、全角35字程度を基準とする。

細部の表記

國語について

外來語について

國語と英語との堺目について

電子計算機關聯について

記號・約物について

參考

關聯

附加情報